染みがついて処分するか悩んだ服を、ダイロンという繊維用染料を使って染めてみました。
ダイロンはイギリスの染料メーカー。ダイロンの染料はマルチとプレミアムダイがあり、マルチは高温染め、プレミアムダイは40℃で染めるという違いの他、染めることが可能な素材も多少違います。
自分が買ったのはプレミアムダイ。
高温より楽そうかなと。
染めたのは、綿素材の2枚の半袖シャツ。
ダイロン1袋で染められる量はTシャツ2枚程度。
上は確かH&Mで買ったシャツ。
かなり昔に買って、何度も着まくったもの。
襟足あたりの黄ばみが目立つ+ 素材自体も傷んでる状態だけど、気に入ってたので、ごまかせたら着たいなと。
下の柄入りシャツは買って1〜2年ほど。
あまり着ていないのに染みがつき、外で着るのはちょっとな…という状態。
ダイロンを買った理由のメインは、やはり柄入りシャツの復活。
H&Mは、あわよくばといった感じ。
染め方はパッケージ裏に書かれています。
用意するものは、塩250g、ゴム手袋、ボウル、容器。
ここで注意なのが、ボウルと容器のサイズ。
染料&40℃のお湯500mlが入るボウル。
塩250gと40℃のお湯6Lが入り、かつ、前述の染料&40℃のお湯500mlが追加されてもOKな容器が必要になります。つまり、かなりデカイ容器が必要。
実際にダイロンで染めた過程を紹介しているサイトを、染める前にいくつか見たら、500mlのペットボトルに染料を溶かしている方を発見。手軽でいいなと思い、真似しました。こういうの思いつく人は、ほんと頭いいですね。おかげで作業がちょっと楽になった。
▼参考にしたサイトの記事リンク。
子供用のシャツを染める過程が分かりやすく紹介されてます。
https://yossense.com/dylon/
染色完了した状態。
お湯6L以上入る容器はなかったので、ちょっと湯の量は減らして染めました。
色がどんどん変るので、染める過程はなかなかおもしろかった。
せっかくなので、染料に浸ける時間は差をつけました。
H&Mのシャツはこんな感じに。
汚れが何かしらついてたのか、ところどころ濃い部分ができてしまった。あと染めても生地の傷みは隠しきれないというか。表面のボソボソっとした質感はさすがにごまかせなかった。
こっちはあまり着ていなかったので
キレイに染まりました。
でも染め終わって広げた瞬間は、失敗したと絶望しましたね。
濡れた状態で見た時は、汚れた部分の染まり具合が周囲とはっきり違い、ムラになっていて。
乾かすと目立たなくなりました。
結び目の上あたりに汚れがあるんだけど、よく探さないと分からない。写真を撮ってみても、色と光のせいかうまく写らず。
うさんくさい画像でアレですが、とりあえず「染みをごまかす」という目的は達成されて良かったです。
浸ける時間に差をつけたら、こんな感じに。
色が薄い手前のシャツの方が、浸けた時間短いです。
どちらも糸が天然繊維ではなかったのか、糸は染まらず白のまま。ステッチがはっきり見えるようになったので、ちょっと新鮮。あとツルンとした素材のタグ類も染まってないです。
H&Mの方は結局一回だけ着て処分となりましたが、柄の方は何度か洗って着てます。カラーストップという色止め処理はしなかったけど、そこまで激しい色落ちはなし。でも洗うと水の色が青くなるので、単独で手洗いしてます。
ちょっと手間はかかるけど、
また着られるようになってうれしい。
ダイロンを使うにあたって、あたり前といえばあたり前ですが、一番分かりやすいのは公式サイト。染め方の動画もあるし、商品カタログもあるし。ダイロンに興味あるなら、まずここをチェックするのが一番。
▼ダイロンジャパンの公式サイト
http://www.dylon.co.jp/index.html
中でも公式ブログは、いろいろ染色を試していて参考になる。
色が薄くなってしまったジャケットの染色とか。ビニールバックの染色とか。
あとアウトレット商品の紹介などもあったり。
▼ダイロンジャパンの公式ブログ
http://dylon.jugem.jp/
自分は東急ハンズで買いましたが、Amazonでも売ってます。
レビューを軽く見た感じでは、全く違う色に染めるより、色褪せたものを似た色で染め直す使い方が多い印象。
ダイロンマルチ
ダイロンプレミアムダイ
プレミアムダイの方が写真入り
自分はケチって買わなかったけど
色止め剤のカラーストップ
3月という時期に書いててあれですが、実際に染めて写真を撮ったのは前の年の9月。どうも写真だけ撮って先延ばしにしてしまう傾向が。とりあえず平成が終わる前に記録できて良かったです。
ではでは。