現在公開中の京都アニメーション制作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」を新宿ピカデリーで見て来ました。ピカデリーのサイトで「余裕あり」だったから朝一番早い時間に行ったのに、席がパラパラとしか残っていなくて危なかった。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の原作は、京アニの公募で唯一「京アニ大賞」受賞作品。
また、作画の美しさで元々評価の高い京アニ作品の中でも「このレベルの映像を毎週TVアニメでやるの?」とTVシリーズ公開前からかなり話題だった作品でもあります。
「愛してる」の意味も感情も知らずに生きてきた主人公のヴァイオレットが、手紙の代筆の仕事を通し、いろんな人と出会い感情を知っていくストーリー。人間らしい感情を知ることで、温かくなったり苦しくなったりという感じなので、楽しいというよりは泣かせる系のアニメ。
舞台や時代は架空だけど戦後くらいの欧州といった趣で、ドレスに貴族にと、なんとなく昔の「ハウス名作劇場」を思い出す。幅広い年代で受入れられる作品のせいか、映画館の客層は幅広かったです。ちょっと男性が多かったかも?
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」はラストの方以外、基本1話完結のオムニバス形式。なので、今公開中の外伝も初見で十分楽しめる内容になってます。
外伝を見た感想は?というと、TVシリーズより後の時期のせいか主人公ヴァイオレットの成長した姿に感動。あと踊る時に着てた服のデザインがすごく良かった。背景は町並みが見ていて楽しかったです。
映画館にあった巨大なパネル。
ビジュアルで額のようにデザインされている三つ編みが、話の中で大切なポイントになっていました。三つ編みのシーンが一番好きかも。
公開は3週間の予定が一部劇場では延長されたようで。
好評のようで良かったです。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」外伝は、例の事件前に完成していたので無事公開されたけど、2020年1月予定だった劇場版は延期に。
でも延期発表を聞いて思ったのは、2020年夏公開予定でアナウンスいまだなしの「Free!」という作品は公開する可能性ゼロじゃないかもな、と。競泳の話なので、可能であればオリンピックイヤーに合わせたいだろうし。
実のところ事件の影響が一番大きい作品は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」なのでは?と心配だったりします。話によっては戦争のシーンなどリアルめな炎の描写があるので。今回の外伝みたいな感じだと大丈夫だと思いますが。
事件についてニュースで流れることなく落ち着いてきましたが、ある意味このくらいの状態の方が関係者にとってはありがたいのかも。11月に京アニのイベントがあるので、変に騒がれないといいのですが。
ではでは。