
サヴォイアルディはティラミスでよく使われるビスケット。日本ではどこでも売ってるわけではないのでスポンジケーキで代用することも多いけど、イタリアでティラミスといったらサヴォイアルディを使うのがメジャーっぽい。購入したきっかけはもちろんティラミスを作るため。
ティラミス作って思ったのは、サヴォイアルディってティラミスに限らず簡単なケーキ作り使えそうだなと。実際いろいろ試してみて、今ではティラミス以外の簡単おやつとして愛用中。オーブン使わずにケーキっぽいのができるのが魅力的。
Bonomiというメーカーのサヴォイアルディ。
住んでるエリアの輸入食材を扱っている店で買いました。
この400g入りのタイプで800円くらいだった。
サヴォイアルディは他にもメーカーがあり、カルディで取り扱っていたのは違うメーカーだった。一番確実に買えるのはネットでしょうかね。もっと大容量のものなども販売されている。
1袋に12本入っていて、それが4つ入り。
小分けになっていて便利。
サヴォイアルディはこんな感じのビスケット。
甘くて軽い食感。断面見てのとおり水分をすごく吸いそう。そのまま食べてもおいしいけど絶対水分が欲しくなる。単体でコーヒーに浸しながら食べてもおいしい。
大きさはこのくらい。
フィンガービスケットなので持ちやすい。
1度ティラミスを作るとサヴォイアルディの特性がすごくわかると思う。ティラミス作りに必要なのはサヴォイアルディに卵、グラニュー糖、あと必須なのはマスカルポーネチーズ。ティラミスのレシピはいろいろありすぎて何を参考にしたらよいか迷うけど、マスカルポーネは必ず使ってると思う。
生クリーム使わないレシピもあるけど、自分が参考にしたレシピには書かれていたので使用。ちなみにYoutubeでよさそうなやつを参考にして作りました。
先に書いた材料の卵、砂糖、マスカルポーネ、生クリームを混ぜたものがティラミスのクリームになる。混ぜるだけで簡単かと思いきや、卵白泡立てたり、生クリーム泡立てたりと、とにかく混ぜる工程が多くボウルも複数使って個人的にはしんどかった。
ざっとティラミスの作り方の工程がわかりやすいのは、NHKのグレーテルのかまどのサイトに掲載されているレシピかも。サヴォイアルディの作り方から説明されている。
▼グレーテルのかまど ティラミスのレシピのリンク
▼グレーテルのかまど ティラミスのレシピのリンク
あとサヴォイアルディを浸すためのエスプレッソも必要。たまたま自分は持っていたので問題なかったけど、家でエスプレッソができない人のことも考えて、簡単レシピには濃いめのコーヒーと書かれてる場合も多い。このエスプレッソに何を追加するかで味が結構変わりそう。自分が参照したレシピでは酒なしだったけど、マルサラ酒や洋酒を何かしら混ぜてるレシピも多い。
サヴォイアルディがスポンジのような食感になる大きなポイントが、このエスプレッソの液に浸す工程。浸しすぎるとグチャグチャになるので、浸すのは片面2~3秒程度。
適当な容器にサヴォイアルディを敷き詰め、その上にクリームを半量塗る。さらに上にサヴォイアルディを敷いて残りのクリームを塗る。なのでそこそこ容器の高さが必要。自分は持ってる野田ホーローの容器に無理やり入れました。
あとは冷蔵庫で冷やすだけ。
冷やす時間もレシピによって結構違う。あんまりはやいとサヴォイアルディに液が浸み込みが足りず、あまりスポンジっぽくならない。
冷蔵庫からとりだすとエスプレッソの液やらが馴染んでサヴォイアルディがスポンジのようなしっとりとした食感に。あのカリカリなビスケットがこうなっちゃうのかとビックリ。
それで思ったんですよ。液の味を変えたらティラミス以外のケーキもつくれるんじゃないかって。
話を戻すと、最後にココアをかけてティラミスは完了。
取り出し方が雑すぎて見た目はいまいちだけど、味はちゃんとティラミス。それなりにおいしかったけど、ティラミスってコンビニでも買えて、安い商品でもある程度おいしいから、作る手間考えると買った方がよい気がした。
別に大きな型でなくてもココットなどに一人分ずつ作ってもよい。
サヴォイアルディに液を浸したらスポンジっぽくなるのなら、ティラミス以外のケーキもつくれるんじゃないかと思い、いろいろ試すことに。
これは水切りヨーグルトをクリームに。エスプレッソの代わりにレモン汁を使って果物で飾ったケーキ。簡単だしさっぱりしていて、試した中では一番当たりだった。
いい感じでしっとりすると、かなりスポンジっぽくなる。
容器に入ってるときはよいけど、元は複数のサヴォイアルディが容器におさまっているだけだから、取り出すのがちょっと難しい。
ガラス容器に入れると層が見えて見栄えがよい。写真のは冷やす前。サクサクした食感が好きなら別にこのまま食べても十分おいしいと思う。
他にもいろいろ試しました。
これはサヴォイアルディを紅茶と洋酒まぜた液に浸して、クリームは生クリームに紅茶の茶葉まぜたもの。
こっちは抹茶の液体にナッツっぽいのをはさんで抹茶をかけたもの。正直うまくなかった。でも世間では抹茶ティラミスなど売られているので、組み合わせるものや分量を工夫すればおいしい抹茶のケーキもできるんだと思う。
これはコーヒーとラム酒混ぜたものにナッツ類はさんで生クリームとかだったような。
少ない素材でおいしかったのはやはりレモン汁に浸したもの&水切りヨーグルトの組み合わせ。自分が柑橘系や水切りヨーグルト好きってのもありますが。簡単に安くできてよい。
とにかくサヴォイアルディさえあれば、何かしらの液体とクリームっぽいものを組み合わせればケーキ風なものが楽しめる。サヴォイアルディをストックしているとかなり重宝。あとサヴォイアルディ自体の賞味期限が長いのも便利。
酒とかジャムやナッツ、チョコなどその時々で気まぐれに組み合わせて楽しんでいるけれど、プロとか料理上手な人が考えたらもっとおいしいものが誕生するんだろうなとも思っていたり。サヴォイアルディを使ったティラミス以外のケーキ作り、流行ってくれたらいいのに。
ではでは。
ではでは。